
読みたい方をクリック

猛烈な兄弟との死闘の末、ついに亮は倒れ、死の淵をさまよう。意識が朦朧とする中、ニホンカモシカが現れ、これが罰なのかと問いかけるが、返答はない。壮絶な戦いを終えた亮は、大量失血で絶体絶命の状況に。ペロという捨て犬が亮の異変を察知して吠える中、サキコらしき人物が遠くに現れるが、亮は最期の独白を胸に、静かに息を引き取る。植物の芽吹きが、亮の心が浄化されたか、あるいはサキコの新たな命の兆しなのか、読者に委ねられる形で物語は幕を閉じる。
「軍鶏」342話、まさかの結末に言葉を失ったよ…。亮、あんなに戦い抜いたのに最後に力尽きるとか、あまりにも切ない。でも、これが「軍鶏」らしい、彼が背負ってきた業の深さを表してるのかもしれないね。あのニホンカモシカは何だったんだろう?罰なのか、それとも何か啓示なのか…。サキコらしき人物の登場と、植物の芽吹きは、亮の魂の救済、あるいは新たな生命の始まりを暗示してるのかな。ハッピーエンドじゃないけど、亮の人生が無駄じゃなかったと思わせてくれる、そんな余韻を感じる終わり方だった。次、どうなるのか全く予想できないけど、亮の魂の行方、そしてサキコの未来に、希望を見出したい!
孤独な高校生・成嶋亮は、ある日、父の自殺と母の失踪を経験。絶望の淵で偶然出会った「空手」に全てを捧げる。強さを求め、闇社会や裏格闘技の世界へと足を踏み入れ、壮絶な生き残りをかけた戦いに身を投じる。
極限のリアル格闘アクションと、どん底から這い上がる主人公の壮絶な生き様を描く。暴力と葛藤、そして成長の物語。
連載雑誌:マガジンポケット
出版社:講談社
作者:橋本以蔵・富田安紀