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第23話では、遥川悠真が失踪し、刑事が彼の部屋を捜索する場面が描かれます。部屋は荒らされていましたが、ウォークインクローゼットの一角は、赤いランドセルやブレザーなどが置かれ、少女が過ごしていた様子がうかがえました。唯一無事だったのは、「憧れの相手が見る影もなく落ちぶれてしまったのを見て、『頼むから死んでくれ』と思うのが敬愛で、『それでも生きてくれ』と願うのが執着だと思っていた」という一文から始まる、暴居梓が書いたと思われる文章でした。この文章には、梓の実母による虐待、遥川の神格化、自殺未遂、そして遥川との出会いやその後の関係、さらには遥川に小説を書けなくなり、梓がゴーストライターを務めることになった経緯などが克明に記されていました。
まさか梓が、遥川先生のゴーストライターになっていたなんて…!しかも、先生が書けなくなってしまった原因が、梓が先生を励まそうとして書いた小説を、先生がそのまま盗作してしまったことだなんて、あまりにも残酷すぎる。敬愛と執着、この二つの感情の狭間で、二人はどんどんお互いを縛り付けてしまったんですね。先生が「頼むから死んでくれ」と梓に願う一方で、梓は「それでも生きてくれ」と願っていた…この歪んだ関係が、一体どこへ向かうのか、そして梓は本当に先生を殺してしまうのか、次話が気になって仕方ない!このまま共依存が深まっていくのか、それとも、どこかで関係性が変わるのか、ドキドキが止まりません!
大人気作家・水元啓介を心から愛する少女・雨宮結衣。しかし、彼女は彼を「殺したい」と願っていた。それは、過去の悲劇と、彼だけが知る秘密に起因していた。結衣の狂気と執念が、静かに、しかし確実に作家へと迫っていく。
サスペンス、ミステリー、そして痛ましい人間ドラマ。予測不能な展開と、愛憎渦巻く心理描写が読者を引き込む。
連載雑誌:マガジンポケット
出版社:講談社
作者:時雨ことり