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ついに、あの戦艦大和が、怒涛の米軍機による猛攻の果てに沈んでいく…。あまりにも巨大すぎるその巨体は、敵の標的となるには十分すぎた。魚雷が何本も命中し、爆弾の雨あられ。必死に反撃を試みるも、一機の撃墜が精一杯。さらに、パラシュートで脱出した敵パイロットが、すぐに救助される様子は、兵士一人を大切にするアメリカの姿を見せつけられ、日本兵たちはただ愕然とするしかなかった。この無駄のない、人間らしい救助劇は、まさに敗戦間近の日本とは対照的だった。
ああ、ついに大和が…! この展開は、単なる戦艦の沈没劇じゃない。まさに「アルキメデスの大戦」が描きたかった、日米の技術力や思想、そして「命」に対する価値観の根本的な違いなんだと痛感したよ。主人公・櫂がどんなに天才的な頭脳で未来を見据えても、組織の論理や人間のエゴがそれを阻む。あの救助シーン、すごく刺さったな…。次回、この圧倒的な差をどう受け止め、そして櫂はどこへ向かうのか。次号が待ちきれない!
太平洋戦争前夜、帝国海軍が計画する巨額の戦艦建造計画「アルペジオ計画」に、一人の天才数学者が立ち向かう。反戦を誓う若き数学者・櫂(かい)は、その卓越した頭脳と信念を武器に、巨大な陰謀と対峙していく。
海軍の暴走を止めるため、巨大な権力に挑む数学エンターテイメント。歴史の裏側で繰り広げられる知略と策略、そして熱いドラマに心を揺さぶられる。
連載雑誌:マガジンポケット
出版社:講談社
作者:三田紀房